あぁ・・・・
ほら、憂? あ~ん
おい!やめろよ!
あぁ・・・・
そうよ!やめなさいよ!
それは、私がやるの!
そうじゃないだろおおおお!!
女子二人を・・・・・最低ですね・・・
いや・・・違うからな?
こいつ・・・・死なないかな。
俺は高校生。負け組でモブ。
バスケ部でいいところまでいっていることしかとりえがない。
しかし、俺の親友、新堂 憂はこの八年間、共にしてきたけど、特徴がない。ないのに・・・・
私は、憂が大好きなの。だから邪魔しないでくださいね?
この様に、なぜか学園三大美女と交流を深めつつある。半年間、このグループで過ごしたが、俺は話した事はない。あると言えば・・・・あいさつ?とか?
あらら・・・・遥架さんがこんなに・・・ 憂さんはいやらしいですね。もういっその事死んでください。
憂が死んだら、一番泣きそうだよな・・・・
いつも、このグループの会話を聞いて性格は大体わかった。
あれ・・・・俺いらなくね・・・・
それは酷いぞ?はは・・・・
死ね
自己紹介がまだだった。俺は柊 未里だ。
そして、
なんとか 遥架さん
なんとか 奈乃波さん
なんとか 琴音さん
とまぁ、こんな美女三人を攻略するなんて、強いですね旦那。別にそれはいいけども、なんで俺がいるん?
ねぇ・・・俺帰っていい?
もう放課後だし・・・・
ゲームやりたいし。
待ってくれ!お前がいないと・・・・
ホモなんですかそうですか。
マジ焦るわ・・・・
大丈夫よ・・・私がいるじゃない・・・
そうだよ・・・大丈夫・・・・
私もいますから。
ありがとな!
でもなんで遥架は照れてるんだ・・・
べ、別にいいでしょう!?
私もいますよ・・・・・
おう! みんなありがとう!
・・・・・・・・・・
そして、俺は一人で帰ることにした。
いつもこんな日常で、流石に俺のハートが悲鳴を上げている。
周りの男子からは、
「お前 可哀想・・・俺があそこだったら死んでる」
「それなー」
と同情されるくらいだ。柊君 泣いちゃう!
そんな、事を思ってとぼとぼ帰宅したのであった。