成沢洋太

さーて。オレらはどこにしよっか

七瀬はな

ご、ごめん……ちょっとトイレに行かせて……

神原満

あははっ、やっぱ出くわす前に行っとかないとねー。怖くなっちゃう前じゃないと

成沢洋太

はなちゃんが可哀想だから怖がらせること言うなってー

七瀬はな

ううう……な、何かあったら叫ぶね! 

神原満

はーい。そうでもされないで勝手に入ったら、俺等変態だしねー

成沢洋太

じゃあ、入口の所で待ってるねー。ね、満

神原満

ああ

七瀬はな

あ、ありがとう……。それじゃあちょっと待っててね

七瀬はな

うう……やっぱり夜中のっていうだけで怖いなぁ……

七瀬はな

そういえば、トイレも何かあるんだっけ……。何階だか忘れちゃったけど、ここじゃないといいなぁ……

七瀬はな

で、でも委員長、困ってたし……。そんなこと言ってる場合じゃないや。よし、メールしよう

七瀬はな

『トイレの花子さん、調べます』と……ついでだからちょっと申し訳ないけど……

七瀬はな

きゃっ……って、か、風のせいで扉が動いただけ、だよね……

七瀬はな

大丈夫、怖くない……。ええと、花子さんを呼び出すのはどうするんだっけ……

七瀬はな

確か、戸を三回叩いて呼び出すんだよね……

七瀬はな

一番奥のトイレ……と

七瀬はな

は、はーなこさん、あそびーましょ

七瀬はな

……

七瀬はな

……

七瀬はな

……

七瀬はな

何も、ないなぁ

七瀬はな

良く考えたら榛葉君が花子さんじゃないって言ってたような……

七瀬はな

でも、だったらどうやって確認すればいいんだろう…………

七瀬はな

……

七瀬はな

しょうがない……かなぁ

七瀬はな

よし、トイレ済まして洋太君達にも助けてもらおう!

七瀬はな

……うん?

七瀬はな

あれ、この個室、鍵がかかってる……。もしかして、エリカちゃん来てるのかな

七瀬はな

エリカちゃーん? 来てたのー?

七瀬はな

あっ、鍵が開いたみたい。エリカちゃんだったんだ!

七瀬はな

エリカちゃーん

七瀬はな

え?

成沢洋太

はなちゃん、遅いねぇ

神原満

女の子だし、そういう事言ってやるなって

成沢洋太

そ、そういう意味じゃないよ! 心配で……

神原満

ふーん……ホントにお前ははなちゃんの事好きだねぇ

成沢洋太

なっ!

神原満

ま、いいさ。もうちょっと待ってようか

――全ての七不思議が揃うまで、後六人

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