主人公の僕(11)は、自殺をするためホームのベンチに座っていた。すると、サラリーマンの江田幸一さん(29)に声をかけられる。彼は、昔電車の事故に巻き込まれ亡くなった幽霊だった。
主人公:美子は、化け猫の血をひく女子高校生。化け猫になる特異体質である。彼女は日々、普通の人じゃないコンプレックスで悩んでいる。家族以外で、唯一相談できる相手はクラスメイトの月。彼の血筋は、月の欠片である。美子のように、耳や尻尾が出るなどの見てわかる変化はない。しかし、「あやかしの時間」と呼ばれる特異体質の者のみが存在できる場所に行くことができる。美子に気になる人ができて少しずつ変化していく。