出会いは突然だった。
今から2年前だっただろうか。
病み垢の社会人の女の子と知り合い、彼女は栃木に住んでいたので彼女の地元より微妙に離れたカラオケ屋でデートをした。
初デートであった 。
市販薬、ブ〇ンのオーバードーズにハマってた彼女は僕の目の前で1回につき8錠を手のひらに乗せて
ODしてみせた。

とはいえ、 あんまりODしてる感じを感じさせない 彼女は僕をタバコに誘った。
2人してタバコを吸いながら、ようやく人生の春が始まるのかなと期待していた。

彼女は音痴であることを理由に1曲も歌わないまま個人経営の居酒屋にデートすることを申し出た。

「あっ、LINEpay対応してないんだ、まねき〇こ」
「そうみたいだね」

結局、現金で払うことに。

栃木は不便でタクシーを呼ぶのにも一苦労した。
居酒屋ではLINEpayを使えるか聞いたけれど、
彼女と2人で色んな料理に舌鼓を、打ってから
うちの店では対応していないと言い出す始末。

現金をあまり用意してなかったボクは彼女に居酒屋代を支払わせてしまった。

なんにつけ、ツイてない。
2度目のデートで仰天の出来事が待ってるとは知らずに。

1度目のデート

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